私たちの保育のねらいと考え方

橘幼稚園テーマ:『遊び・学び・生きる力』~子どもの小さな表現の中に気づく

少し前までの教育論議は、「ゆとり」か「詰め込み」でした。最近では、連携・接続・スタート・アプローチなど様々な言葉で論議がなされています。次代を担う子どもたちが、これからの社会を築き上げていく上で必要となることは、『生きる力』を身に付けること、『教育の主体は、子どもにある』ということだと思います。

子どもに視点を当てたいと思うのは、今までに幼稚園も様々な教育思想や方法論に振り回された現状があるからです。私学という独自性を大切にしながら、文科省の幼稚園教育要領にも沿う形で進めていきたいと思います。

一人ひとりが、かけがいのない独自の存在であり、お互いを尊重しあい心豊かな人間に成長しようと努力する。
自分で考え行動し自主的・自立的創造的な人間に育つことを願っている。
―橘学苑創立者 土光 登美―

橘学苑という環境の中に身を置くことによって、
一人一人が調和のとれた真似のできない個性を日々新たに築きあげるように。
―理事長 土光 敏夫―

【保育活動の基本】

base

幼児の生活すべては、【遊び】といっても過言ではありません。
遊び=学び
遊び方は、学び方であり、生き方に繋がって行くと思います。


<子どもの小さな表現を大切に 生きる力としての意欲・態度・心情をはぐくむ>

幼稚園は「子どもの生きる力を育む場所」であり、その為に幼稚園教育要領の5つの視点に沿った指導を行う所です。(健康・人間関係・環境・言葉・表現)この「5つの領域」は、例えば小学校の時間割の様に、この時間は「体育」でその次は「算数」等といったように決められているものではなく、子供が遊びや生活を通して心や身体をのびのびと動かしながら経験し総合的に導いていく所です。

幼稚園教育要領(第3章 第1指導計画の作成に当たっての留意事項)幼稚園においては、幼稚園教育が、①小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながることに配慮し、②幼児期にふさわしい生活を通して、③創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培うようにすると記してあります。

【幼稚園教育要領】

・健康と安全を大切にする心身の【健康】に関する領域
・他の人と仲良く、思いやりをもって生活する【人間関係】の領域
・周りの環境に興味を持ち関わって生活する【環境】に関する領域
・自分の言葉で表現し伝え相手の言葉も受け入れて聞くという【言葉】の表現の領域
・自分の感じた事、考えたことを表す事で感性を養い、創造性を育む【表現】の領域

【子ども子育て支援新制度の中で

橘幼稚園は、平成27年度4月から施行された「子ども子育て支援新制度」を見定めて、これからは、保護者のあり方で子どもの保育の場所が変わる時代ではなく、母親が働いていても、専業主婦としても、子どもに望む保育がどこでも受けられるようにするという新制度に向けた対応ができるように整えていきたいと考えます。

園長:三上正芳


*文科省幼稚園教育要領等参照

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